国家公務員のモデル年収を知る
このページでは,平成29年度(2017年度)における,国家公務員のモデル年収を紹介しています.
国家公務員の給与については「月収」の詳しい情報は公表されていますが,「年収」に関する情報はあまり公表されていません.地方公務員の場合は公開されている「月収」と「ボーナス」から職種ごとの年収を推計することができますが,国家公務員についてはボーナス額も「管理職を除く行政職職員」全体について公開されているのみです.ボーナス(期末・勤勉手当)の算出方法そのものは厳密に定められているものの,公開されている情報から職種ごとのボーナスを正確に見積もることは難しく,結果として年収を推計することも難しくなっています.
国家公務員の年収に関しては「平成29年人事院勧告」の中に「モデル年収」が公開されているのでここではそれについて紹介します.それによると,2017年(平成29年)時点での行政職俸給表(一)及び指定職の各年齢・役職ごとのモデル年収は次の通りです.
モデル | 月収 | 年収 |
係員・18歳 (一般職試験(高卒)初任給) | 147,100円 | 240.4万円 |
係員・22歳 (一般職試験(大卒)初任給) | 179,200円 | 292.8万円 |
係員・25歳 | 189,400円 | 309.5万円 |
係員・30歳 | 223,900円 | 365.9万円 |
係長・35歳 | 270,600円 | 448.0万円 |
係長・40歳 | 298,500円 | 494.2万円 |
地方機関課長・50歳 | 411,800円 | 668.6万円 |
本府省課長補佐・35歳 | 437,120円 | 723.1万円 |
本府省課長・50歳 | 745,680円 | 1,255.0万円 |
本府省局長 | 1,074,000円 | 1,772.8万円 |
事務次官 | 1,410,000円 | 2,327.4万円 |
モデル給与例の月額及び年間給与は,俸給(行政職(一)及び指定職),地域手当,俸給の特別調整額及び本府省業務調整手当を基礎に算出しています.
地方機関課長:俸給の特別調整額(46,300円)
本府省課長補佐:本府省業務調整手当(39,200円)及び地域手当(20%)
本府省課長:俸給の特別調整額(130,300円)及び地域手当(20%)
本府省局長・事務次官:地域手当(20%)
※扶養親族がいる場合には,扶養手当(配偶者10,000円,子1人につき8,000円)(平成29年度)を支給
▼参考
民間企業の給料・労働時間
企業の年収検索
いろいろ年収ランキング
年収数値から企業を検索
大手企業の年収を知る
職業別の給料・労働時間
国家公務員の情報
地方公務員の情報
全国の自治体の月収・年収検索
法人職員の給料を知る
国立大学法人の給料を知る
私立大学教員の給料を知る
幼稚園~大学教員の給料
医療従事者の職種別年収
プロ野球選手の年俸
民間企業と公務員を比較する