有給休暇の消化状況を知る(2012年)
厚生労働省の2012年(平成24年)就労条件総合調査結果によると,2011年(平成23年)または2010年(平成22年)会計年度1年間に企業が付与した年次有給休暇日数(繰越日数は除く)と実際に取得した日数は次の通りです.
2012年 (2011年1年間の調査分) | 付与日数 | 取得日数 | 取得率 | |
全体 | 18.3日 | 9.0日 | 49.3% | |
企業 規模別 | 1,000人以上 | 19.3日 | 10.9日 | 56.5% |
300〜999人 | 18.3日 | 8.6日 | 47.1% | |
100〜299人 | 17.6日 | 7.7日 | 44.0% | |
30 〜 99人 | 17.1日 | 7.2日 | 42.2% |
有給休暇の取得状況を業界別に見てみると次の通りです.
2012年 (2011年1年間の調査分) | 付与日数 | 取得日数 | 取得率 |
鉱業,採石業,砂利採取業 | 18.4日 | 10.4日 | 56.7% |
建設業 | 18.3日 | 6.9日 | 37.7% |
製造業 | 19.0日 | 10.3日 | 54.2% |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 19.6日 | 14.4日 | 73.6% |
情報通信業 | 18.8日 | 11.4日 | 60.9% |
運輸業,郵便業 | 18.1日 | 10.3日 | 56.7% |
卸売業,小売業 | 17.9日 | 6.4日 | 35.8% |
金融業,保険業 | 19.8日 | 9.6日 | 48.4% |
不動産業,物品賃貸業 | 17.6日 | 7.4日 | 42.2% |
学術研究,専門・技術サービス業 | 18.6日 | 9.4日 | 50.5% |
宿泊業,飲食サービス業 | 16.3日 | 6.1日 | 37.4% |
生活関連サービス業,娯楽業 | 16.4日 | 7.0日 | 42.9% |
教育,学習支援業 | 16.9日 | 6.8日 | 40.0% |
医療,福祉 | 15.0日 | 7.1日 | 47.5% |
サービス業 | 16.9日 | 8.5日 | 50.3% |
最も有給休暇の消化日数が多いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で14.4日,最も少ないのは「宿泊業,飲食サービス業」で6.1日となっています.
有給休暇の取得率で比較すると,最も消化率が高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で73.6%,最も取得率が低いのは「卸売業,小売業」で35.8%にとどまっています.
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