有給休暇の消化状況を知る(2011年)
厚生労働省の2011年(平成23年)就労条件総合調査結果によると,2010年(平成22年)または2009年(平成21年)会計年度1年間に企業が付与した年次有給休暇日数(繰越日数は除く)と実際に取得した日数は次の通りです.
2011年 (2010年1年間の調査分) | 付与日数 | 取得日数 | 取得率 | |
全体 | 17.9日 | 8.6日 | 48.1% | |
企業 規模別 | 1,000人以上 | 18.9日 | 10.5日 | 55.3% |
300〜999人 | 18.3日 | 8.4日 | 46.0% | |
100〜299人 | 17.3日 | 7.7日 | 44.7% | |
30 〜 99人 | 16.8日 | 7.0日 | 41.8% |
有給休暇の取得状況を業界別に見てみると次の通りです.
2011年 (2010年1年間の調査分) | 付与日数 | 取得日数 | 取得率 |
鉱業,採石業,砂利採取業 | 18.6日 | 10.9日 | 58.6% |
建設業 | 18.1日 | 6.7日 | 37.2% |
製造業 | 18.5日 | 9.8日 | 53.0% |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 19.7日 | 14.8日 | 75.2% |
情報通信業 | 18.6日 | 10.7日 | 57.5% |
運輸業,郵便業 | 17.5日 | 8.7日 | 49.8% |
卸売業,小売業 | 17.5日 | 6.4日 | 36.5% |
金融業,保険業 | 19.2日 | 9.3日 | 48.4% |
不動産業,物品賃貸業 | 17.1日 | 7.3日 | 42.7% |
学術研究,専門・技術サービス業 | 18.1日 | 9.6日 | 52.8% |
宿泊業,飲食サービス業 | 15.9日 | 5.2日 | 32.5% |
生活関連サービス業,娯楽業 | 16.0日 | 7.1日 | 44.4% |
教育,学習支援業 | 16.6日 | 6.8日 | 41.0% |
医療,福祉 | 14.4日 | 6.1日 | 42.5% |
サービス業 | 16.4日 | 9.2日 | 56.0% |
最も有給休暇の消化日数が多いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で14.8日,最も少ないのは「宿泊業,飲食サービス業」で5.2日となっています.
有給休暇の取得率で比較すると,最も消化率が高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で75.2%,最も取得率が低いのは「宿泊業,飲食サービス業」で32.5%にとどまっています.
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