業界別の初任給(2011年)

2011年（平成23年）の賃金構造基本統計調査（初任給）結果によると，産業を「鉱業，採石業，砂利採取業」「建設業」「製造業」「電気･ガス･ 熱供給･水道業」「情報通信業」「運輸業，郵便業」「卸売業，小売業」「金融業，保険業」「不動産業，物品賃貸業」「学術研究，専門・技術サービス業」「宿泊業，飲食サービス業」「生活関連サービス業，娯楽業」「教育，学習支援業」「医療，福祉」「複合サービス事業」「その他サービス業」 の16の業界に分類した場合の初任給は以下の通りです．

業界別の初任給（男性）

男性の業界別の初任給の推移は次のようになっています．
男性の場合，最も初任給が高い業種は大学院修士卒では「情報通信業」（251,000円），大学卒では「学術研究，専門・技術サービス業」（248,300円），高専・短大卒では「学術研究，専門・技術サービス業」（196,800円），高校卒では「生活関連サービス業，娯楽業」（172,000円）となっています．
一方，最も初任給が低いのは全学歴において「複合サービス事業」であり，大学院修士卒では195,900円，大学卒では173,600円．高専・短大卒では149,000円，高卒では141,000円となっています．

業界別の初任給（女性）

女性の業界別の初任給の推移は次のようになっています．
女性の場合，最も初任給が高い業種は，大学院修士卒では「情報通信業」(263,600円)，大学卒では「鉱業，採石業，砂利採取業」(238,200円*)，高専・短大卒では「情報通信業」(178,200円)，高校卒では「生活関連サービス業，娯楽業」(161,900円)となっています．
一方，最も初任給が低いのは全学歴において「複合サービス事業」であり，大学院修士卒では187,500円*，大学卒では171,900円．高専・短大卒では153,300円，高卒では141,300円となっています．

(*)…新規学卒採用者が少ない等，利用に際し注意が必要